王宮の正門の右横の道「ブー・キサット通り」をどんどん歩いて行くと、
メラー(旧ユダヤ人居住地)へ出ます。シナゴーグ(ユダヤ教会)や、
木製のバルコニーや格子窓のある独特のたたずまいを眺めながら、
ユダヤ人の迫害の歴史に思いをはせるのもいいでしょう。

王宮から10分ほどで、左手に白い重厚な門が見えてくるのが「スマリン門」です。
ここを入れば、フェズ・エル・ジュディド地区の一番の繁華街、
通称フェズ・エル・ジュディド通りがあります。
南のスマリン門から、北のダッカーキーン門まで、人の活気であふれていますよ。
スマリン門をくぐると、道端に日用雑貨が売られていたりします。
ぶらぶらと歩いていくと、衣料品スークのアーケード街へ続いていきます。

スマリン門から入ってすぐの道の両脇に、ふたつのモスクがあることに気付きます。
(モスクとは、イスラム教徒の礼拝堂のことです)
これらは14世紀にたてられたもの。
身体を清めるための池や噴水が、その柱廊で囲まれたパティオとよばれる
中庭の真ん中に位置しています。

モロッコは、ヨーロッパの雰囲気が漂うとはいえ、アフリカの砂漠の国。
夏は灼熱の太陽が容赦なく照りつけます!
しかし、一方冬のモロッコは、これまた容赦なく寒いんです!!
乾いた冬風は、人間を容易には寄せ付けない厳しさがあります。

ですから、乾燥して乾いたモロッコでは、水は貴重な存在。
水をみるとなぜかほっとしてしまいます。
モスクの入口にある水場や、広場で水を売る人・・・。
水の大切さを感じるのが、このモロッコかもしれませんね。