平泉と小笠原
今年、日本から新たに2箇所の世界遺産が誕生しました。
文化遺産としては平泉が、自然遺産として小笠原諸島が新たに登録されましたね。
特に平泉に関してはあの東日本大震災の後のことですから、東北の復興のためにも良い活力を与えてくれることでしょう。
小笠原諸島は「東洋のガラパゴス」とも呼ばれています。
理由は小笠原特有の生態系がそこに育まれているため。
ですが、今の姿になるまでにも紆余曲折あったと聞きます。
戦争や心ない人により他の地域の生物が持ち込まれるなどして、小笠原特有であるはずの生態系に影響がもたらされた歴史があるのです。
そんな小笠原をかつての姿に戻そうと、現地のものではない生物の駆除など様々な取り組みが行われてきていますが、未だ完全とはいえないのが現状です。
そんな中の、今年の世界遺産の登録。
これによって観光客が増加し再び生態系が変容してしまうのではないかとの懸念の声もありますが、世界遺産だからこそ小笠原を守ろうという取り組みや意識が高まると期待したいですね。
平泉も、実は一度登録を認められなかったという苦い経験があります。
それが今年登録に至ったのは、主要な遺構や建物を絞ったり、アピール内容を工夫したりとの努力あってこそ。
震災そのものは登録とは関係していませんが、震災を乗り越えようとの現地の人々の努力が間接的に登録に至ったのではないでしょうか。